『ドラクエ11S』77時間レビュー|無印版で中断した私が9.5点をつけた理由【ネタバレなし】

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こんにちは、りつです。

今回は『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』(ドラクエ11S)のレビューです。

実は私、以前PS4版の無印『ドラクエ11』を遊んでいたものの、物語が大きな区切りを迎えたところで満足してしまい、最後までプレイせずに終わっていました。

その後、Steam版の11Sで改めて冒険を始めたところ、今度は77時間プレイしてレベル99まで育成。

最後の強敵も倒すことができました。

無印版も十分に面白かったのですが、11Sではキャラクターボイスが追加されたことで印象が大きく変わりました。

今回は無印版と11Sの両方をプレイした私が、ストーリーやキャラクター、戦闘システムなどの良かった点と、少し惜しかった点について率直に紹介します。

※この記事では、ストーリー終盤の重要な展開やエンディングのネタバレは扱いません。

目次

ドラクエ11Sを77時間プレイした総合評価

項目内容
ゲームタイトルドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S
ジャンルRPG
メーカースクウェア・エニックス
プレイ機種PC(Steam)
プレイ時間77時間
クリア状況最後の強敵まで撃破
育成状況レベル99
無印版の評価8.0/10点
11Sの評価9.5/10点

個人的な評価は、10点満点中9.5点です。

ストーリーの完成度は、これまでプレイしてきたドラクエシリーズの中でも一番だと思っています。

仲間たちはそれぞれ個性があり、戦闘や育成も面白い。RPGとして欲しい要素がしっかり揃っていました。

特に11Sでは豪華声優陣によるボイスが加わり、登場人物の感情がより伝わってくるようになったのが大きかったですね。

物語のボリュームや音楽について少し気になる部分はありましたが、それを差し引いても非常に満足度の高い作品でした。

無印版を途中でやめた私が、11Sでは最後まで遊べた理由

無印版は物語の区切りで満足してしまった

最初に遊んだのはPS4版の無印ドラクエ11です。

こちらも評価は8点と、決して低くありません。

ストーリーも面白かったですし、ゲームそのものが合わなかったわけではないんです。

ただ、物語が大きく盛り上がり、一度区切りを迎えたところで「ようやく終わった!」と余韻に浸りたかったんですよね。

ところが、そこからも冒険は続きます。

まだ先があるのは嬉しいことでもありますが、当時は少し冗長に感じてしまいました。

一区切りついたことで満足していたのもあって、再び冒険を続ける気力が湧かず、そのままプレイを中断してしまいました。

ボイスが追加されたことでキャラクターへの愛着が一変

その後、Steamで11Sを購入して再挑戦しました。

とはいえ、基本的なストーリーは知っています。

また同じところで飽きてしまうんじゃないか、という不安もありました。

ところが、実際に遊んでみると想像以上に楽しめたんです。

一番大きかったのは、やはりキャラクターボイスでした。

無印版ではテキストで読んでいた会話も、声がつくことで印象が変わります。

明るいやり取りはより賑やかに、シリアスな場面では声優さんの演技によって登場人物の感情が強く伝わってきました。

以前から知っているはずのキャラクターなのに、気付けば前よりもずっと好きになっていたんですよね。

そして、今度こそこの仲間たちと最後まで冒険したいと思うようになりました。

無印版と11Sでは基本となる物語は同じです。

それでも、私にとってはキャラクターボイスの存在が、最後まで遊べるかどうかを左右するほど大きな違いでした。

ドラクエ11Sで特に良かったところ

悲しさと希望のバランスが絶妙なストーリー

ドラクエ11Sで最も評価しているのは、ストーリーです。

主人公は勇者として生まれながらも、決して順風満帆な旅を送るわけではありません。

勇者として讃えられるどころか、災いを招く存在として追われる身になってしまいます。

そこから仲間たちとの出会いやさまざまな困難を経て、世界を救うために冒険していくことになります。

最初から最後まで展開がドラマチックで、予想外の出来事にも何度も驚かされました。

特に印象に残っているのは、物語の中で描かれる悲しみと希望のバランスです。

私は基本的に、救いのないバッドエンドや、悲劇のまま終わってしまう物語があまり好きではありません。

もちろん、途中で悲しい出来事が起こること自体は悪いとは思いません。

むしろ、その出来事があるからこそ深みのあるストーリーになることもあります。

ただ、できれば最後には救われてほしいし、つらい思いをした人たちが報われてほしいんですよね。

ドラクエ11Sは、まさにそんな私の好みに合った作品でした。

感動的な場面をいくつも用意しながら、単に悲しいだけの物語にしないところが本当に良かったと思います。

内田真礼さん演じるベロニカがとにかくかわいい

11Sを遊んで、特に好きになったのがベロニカです。

ベロニカは強力な攻撃呪文を操る魔法使いで、見た目は幼い少女ですが、気が強く、子ども扱いされることを嫌がります。

その見た目と性格のギャップがかわいいんですよね。

もともと無印版でも好きな方でしたが、11Sでは内田真礼さんが声を担当したことで、一気にお気に入りのキャラクターになりました。

私は内田真礼さんの声が特に好きなのですが、ベロニカの少しツンデレな性格に本当によく合っていると思います。

子ども扱いされて怒る場面も、仲間とやり取りする場面も、声があることで一段と魅力的に感じられました。

また、双子の妹であるセーニャとの関係性も良いですね。

気が強く積極的なベロニカに対して、セーニャはおっとりしていて、丁寧でおしとやかな性格です。

戦闘でもベロニカが攻撃魔法、セーニャが回復・補助魔法を得意としていて、二人の役割がしっかり分かれています。

性格も得意分野も違う姉妹ですが、互いを補い合うような関係が好きでした。

特にストーリーが進むにつれて、この二人への思い入れはどんどん強くなっていきましたね。

カミュは主人公の最高の相棒。むしろヒロイン?

ベロニカと並んで好きなのがカミュです。

実は無印版を遊んでいたときには、カミュが一番好きなキャラクターでした。

青髪で少しワイルドな見た目は、どことなくドラクエ6の主人公を思わせます。

個人的には、いかにもドラクエらしい男性キャラクターという感じで、デザインからして好みでした。

そして何より、主人公との関係性が良いんです。

盗賊という立場ではありますが、最初から主人公のことを信じて、ずっとそばで支えてくれます。

頼りになる相棒という言葉がぴったりですね。

あまりにも主人公を大切にしてくれるので、もはやカミュこそ一番のヒロインなんじゃないかと思ってしまいます。

男性キャラクターですけど(笑)

11Sでは、こちらも私の好きな声優である内山昂輝さんが演じています。

カミュの声もイメージによく合っていて、無印版から好きだったキャラクターがさらに魅力的になりました。

ほかにも、主人公を家族のように大切に思ってくれるマルティナや、おっとりしていてかわいらしいセーニャなど、好きな仲間はたくさんいます。

マルティナは戦闘スタイルもお気に入りでした。

キャラクター同士の関係性が丁寧に描かれているからこそ、長い冒険でも仲間への愛着が薄れなかったんだと思います。

ゾーンと連携が楽しいコマンド式バトル

戦闘はドラクエらしいコマンド選択式のバトルです。

最近はアクション要素の強いRPGが増えていますが、私はこうした昔ながらのコマンド式バトルが好きなので、安心して楽しめました。

今作で面白かったのが「ゾーン」と「れんけい」のシステムです。

ゾーン状態になるとキャラクターが強化され、条件が揃えば仲間と協力して強力な連携技を繰り出せます。

どの仲間を組み合わせるかによって使える技が変わるので、単に強い攻撃を繰り返すだけではない楽しさがありました。

普段よく使っていたメンバーは、主人公、カミュ、ベロニカ、セーニャの4人です。

ただ、マルティナの戦闘スタイルも好きだったので、カミュと入れ替えて使うこともありました。

難易度については、全体的にちょうど良かったと思います。

通常の冒険では極端に苦戦することは少なかったものの、強敵との戦いで全滅させられる場面もありました。

特に終盤のボスや試練の相手は歯ごたえがあり、レベルや装備が整っていないと簡単には勝てません。

しっかり育成した分だけ強くなれるので、RPGらしい達成感もありました。

スキルパネルは自由度とキャラクターらしさのバランスが良い

育成システムでは「スキルパネル」が面白かったですね。

レベルアップなどで獲得したスキルポイントを使い、好きな能力や特技を習得していく仕組みです。

自分の好きな戦闘スタイルに合わせて、どの方向に育成するかを考えられるのが良かったです。

なかには、開放するとボーナスのスキルポイントを獲得できる当たりパネルもあり、ちょっとした遊び心も感じられました。

個人的にはFF5のようなジョブシステムも好きなので、ドラクエ11にも転職があれば面白そうだと思ったことはあります。

ただ、改めて考えると、今作には無理に転職を導入しなくても良かったのかもしれません。

ドラクエ11は各キャラクターの役割がはっきりしている作品です。

例えば、ベロニカは魔法使い、セーニャは僧侶のような役割を持っています。

この二人が突然戦士や武闘家になるのも、キャラクターのイメージからすると少し違和感がありますよね。

スキルパネルである程度自由に育成できる一方、それぞれの得意分野はきちんと残されている。

そのバランスがドラクエ11には合っていると思いました。

過去作の世界やモンスターに乗れる要素も楽しい

11Sでは、ヨッチ村を通じて歴代ドラクエシリーズの世界を訪れる「冒険の書の世界」も楽しめます。

この要素はもともと3DS版の無印11にもありましたが、私が遊んだPS4版にはなかったので、11Sで初めて体験しました。

過去作を知っていると懐かしく感じられる場面もあり、本編とはまた違った面白さがあります。

こうした寄り道要素があるのは、シリーズファンとして嬉しいですね。

また、フィールド移動もそれほど不便には感じませんでした。

馬に乗って移動できるほか、特定のモンスターを倒すことで、そのモンスターに乗れる仕組みもあります。

モンスターごとに異なる能力があるので、単なる移動手段にとどまらない楽しさがありました。

広い世界を冒険するゲームですが、移動そのものを楽しめる工夫がされていたと思います。

レベル99まで育成。クリア後も遊び応え十分

ドラクエ11Sは、物語を進めるだけでなく、キャラクターを育てたり、強敵に挑戦したりする楽しみもあります。

私は最終的にレベル99まで育成しました。

終盤には大量の経験値を獲得できる方法もあり、レベル上げに役立ちました。

最後の強敵に挑戦するための育成が、極端な作業にならずに済んだのはありがたかったですね。

また、冒険を進めることで、エマや仲間たちと特別な暮らしを楽しめる要素も用意されています。

カミュのような男性キャラクターとも一緒に暮らせるのは、なかなか遊び心があって面白いと思いました。

こうしたおまけ要素まで含めて楽しめたので、77時間というプレイ時間も十分に満足できるものでした。

ドラクエ11Sで少し気になったところ

過去作の楽曲が嬉しい反面、新曲は少なく感じた

音楽については、少しだけ惜しいと感じた部分があります。

ドラクエ11Sでは、過去作の楽曲やそのアレンジを耳にする機会があります。

昔から聴き慣れた曲が流れると、やはりワクワクしますし、ドラクエを遊んでいるという安心感もありますね。

ただ、その一方で、ドラクエ11ならではの新しい楽曲は少なく感じました。

過去作の音楽を使うこと自体には不満はありません。むしろ懐かしい曲が流れるのは嬉しいです。

それでも、せっかくの新しい冒険なので、もう少し今作ならではの曲も聴いてみたかったですね。

音楽全体の出来が悪いというより、新鮮味がもう少し欲しかったという感想です。

物語のボリュームは人によって好みが分かれそう

もう一つは、ストーリーの長さです。

私自身、無印版では物語が大きな区切りを迎えたあと、少し冗長に感じてプレイをやめてしまいました。

内容がつまらなかったわけではないのですが、一度満足したところから再び長い冒険が始まると、気持ちを切り替えるのが難しかったんですよね。

ただ、11Sではその長さがほとんど気になりませんでした。

キャラクターへの愛着が深まったこともあり、むしろ最後まで一緒に冒険したいと思えたからです。

とはいえ、短い時間で完結するRPGを求めている人には、少し長く感じられるかもしれません。

ドラクエ11Sはどんな人におすすめ?

実際にプレイしてみて、特におすすめしたいのは次のような人です。

  • 昔ながらのコマンド式RPGが好きな人:ターンごとに行動を考える戦闘を楽しめる
  • ストーリー重視でゲームを選ぶ人:驚きや感動のある長編の冒険を味わえる
  • キャラクターに愛着を持って遊びたい人:個性的な仲間たちとの会話や関係性を楽しめる
  • 声優の演技を楽しみたい人:仲間だけでなく、NPCや敵にも豪華な声優陣が出演している
  • 育成ややり込みが好きな人:スキルパネルによる成長や強敵への挑戦を楽しめる

私としては、特にコマンド式RPGが好きな人に遊んでほしいですね。

近年はアクション要素を取り入れたRPGが増え、ドラクエのような伝統的なコマンド式バトルを楽しめる大型作品は貴重に感じます。

一方で、アクションによる爽快感を最優先する人や、短時間で物語を終わらせたい人には、あまり向かないかもしれません。

また、過去に無印版を途中でやめてしまった人にも、11Sは試してみる価値があると思います。

もちろん、ボイスの好みには個人差がありますが、私のようにキャラクターへの印象が大きく変わる可能性もありますからね。

まとめ|もう一度冒険して本当に良かった

PS4版の無印ドラクエ11では、物語の途中で満足してプレイを中断してしまった私。

そんな私が11Sでは77時間遊び、レベル99まで育てて最後の強敵も撃破できました。

キャラクターボイスの追加によって、以前よりもずっと仲間たちに愛着が湧き、同じ物語でもこんなに印象が変わるのかと驚かされました。

特にストーリーの完成度は素晴らしく、私がこれまで遊んできたドラクエシリーズの中でも、一番好きな物語です。

総合評価は9.5/10点。

音楽などに多少の惜しさは感じましたが、それ以上に楽しい時間を過ごせた作品でした。

王道のRPGが好きな人はもちろん、以前ドラクエ11を途中でやめてしまった人にも、ぜひ11Sで改めて冒険してみてほしいですね。

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