私はSteam版の『ほの暮しの庭』をかなり遊んでいますが、最近は妹にもSwitch版を買ってあげました。
自分でプレイするのとはまた違って、横から人のプレイを眺めているのも意外と面白いものです。
しかも見ているうちに気付いたのが、私と妹では庭の作り方がまったく違うこと。
私はどうしても「どう配置したら作業しやすいか」「どうすれば効率よく農作業できるか」と考えてしまいます。
一方の妹は、効率よりもとにかく見た目重視。
品評会に間に合わなくても、1日の作業時間がほとんどなくなっても、まず庭をきれいに整える。
今回はそんな妹のSwitch版プレイを見ていて、「こういう遊び方もあるんだな」と思った話を書いてみます。
畑は10マスずつ、しかも絶対に同じ作物
妹の庭を見ていて最初に驚いたのが、畑の使い方でした。
農地をある程度の広さで適当に使うのではなく、10マスずつきっちり区切って使っています。
しかも、その10マスには必ず同じ種を植える。
途中で種が足りなくなったから別の作物を植える、ということもしません。
私だったら空いているマスを見ると、
「ここにも何か植えられるな」
と思ってしまうのですが、妹の場合は見た目が揃っていることの方が大事らしいです。
庭全体も最初の頃からかなり手を入れていて、「とりあえず作物をたくさん作ろう」という感じではありません。
その結果どうなるかというと、当然ながら効率はあまり良くありません。
同じ作物をきれいに並べることを優先しているので、品質もなかなか上がらず、品評会に間に合っていないこともあります。
ただ、本人はそこまで気にしていない様子。
品評会で結果を出すことよりも、自分の庭を自分の好きなように作る方が大事なんでしょうね。
種も素材も「必要な分だけ」きっちり持っていく
10マス単位で畑を管理しているので、種の買い方もかなりきっちりしています。
基本的に、種は10個単位。
畑が10マスなら10個買う。20マス分必要なら20個買う。
「少し多めに買っておけば後で使えるし」と余分に買うことは、ほとんどありません。
この性格は納品でも同じです。
掲示板の納品依頼や、キスケに改築用の素材を持っていくときも、必要な個数を確認してぴったりその数だけ持っていこうとします。
私はどちらかというと、面倒なので余裕がある素材なら多めに持っていってしまうタイプです。
そうしておくと、目的の納品を済ませたあとにNPCと話してランダムの納品依頼が発生しても、そのまま手持ちの素材で対応できることがあります。
でも妹は必要数ぴったり。
しかも、毎回メモを取っているわけではないので、数をうろ覚えのまま準備することもあります。
それでも、
「たぶんこれくらいだったから、念のため多めに持っていこう」
とはならないんですよね。
実際に持っていってみたら、
「足りない……」
となって、家まで取りに戻る場面も何度か見ました。
横で見ている私は、
「多めに持っていけばいいのに」
と思うのですが、本人としては必要なものを必要な数だけ持つ方が気持ちいいんだと思います。
畑を10マス単位できれいに揃えるのも、種を10個単位で買うのも、納品素材をぴったり用意するのも、根っこの部分では同じなのかもしれません。
効率を最優先しているわけではないけれど、自分の中のルールはかなりしっかりしている。
見ていると、庭だけでなく持ち物の管理にも性格が出ていて面白いです。
家の前の畑は完全に「花壇」
さらに面白いのが、家の前にある小さな畑。
ここには季節の花を植えています。
もちろん花も収穫できますが、妹にとっては収穫物というより庭を飾るための花です。
花が咲いてもすぐには収穫しません。
その季節中はずっと咲かせておいて、見た目を楽しんでいます。
そして季節の最終日になると、
「もう収穫しないと……」
と惜しみながらようやく収穫。
私は収穫できる状態になったら、次の作物を植えるためにすぐさま回収してしまうので、かなり違います。
ゲーム的に考えれば、早く収穫して次を植えた方が当然効率的です。
でも、庭づくりのゲームなんだから、花を咲かせたまま眺めて楽しむのも別に間違いではありません。
むしろ横で見ていると、
「自分はずいぶん農作業の効率ばかり考えていたんだな……」
と思わされました。
こだわりすぎて1日の時間がほとんどなくなる
問題は、妹が庭のレイアウトにかなりこだわること。
配置を考えたり、置き直したりしているうちにゲーム内時間がどんどん過ぎていきます。
『ほの暮しの庭』では外で作業していると時間が進んでいくので、景観にこだわればこだわるほど、ほかのことをする時間がなくなってしまいます。
さすがに見ていて、
「このままだと何もできないな……」
と思うこともありました。
そこで教えたのが、家の中では時間が止まること。
私自身がSteam版をプレイしていて当たり前のように使っていた方法ですが、妹のSwitch版でも家の中で時間が止まることは確認できました。
作業設備を家の中に置いておけば、ゲーム内時間を気にせず延べ棒を作ったり、クラフト作業を進めたりできます。
景観をかなり気にしていた妹なので、最初は家の中に作業設備を置くことには少し抵抗がありそうでした。
ただ、外で全部やっていると時間が足りない。
最終的には「背に腹は代えられない」と判断したのか、家の中を作業スペースとして使うようになりました。
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工房になってもレイアウトへのこだわりは変わらない
これでようやく効率も上がるかと思ったのですが、妹はやっぱり妹でした。
家の中に作業設備を置いたあとも、
「こっちの方がいいかな」
「やっぱりこっちかな」
と何度も配置を変更。
横で見ていただけでも、10回くらいレイアウトを直していたと思います。
家の中なら時間が止まっているので、今度はゲーム内時間を気にする必要はありません。
ある意味、心置きなく配置を考えられるようになってしまいました。
結局のところ、効率を上げるために家の中へ作業設備を移動しても、レイアウトへのこだわりそのものは何も変わっていません。
ここまでくると、もう好きにやるのが正解なんだろうなと思います。
まとめ:同じゲームでも遊び方はかなり違う

自分で『ほの暮しの庭』を遊んでいると、どうしても効率を考えます。
スプリンクラーをどう配置するか。
農地をどう広げるか。
素材をどう集めるか。
限られた時間の中で何をするか。
そうやって少しずつ便利になっていくのも、このゲームの面白さのひとつです。
でも妹のプレイを横から見ていると、同じゲームなのにかなり違って見えます。
品評会に間に合わなくてもいい。
花をすぐ収穫しなくてもいい。
庭の配置を何度やり直してもいい。
効率だけを考えれば遠回りですが、自分が気に入った庭を作ることそのものを楽しんでいるんですよね。
私は絶対、家の前で花が収穫できる状態になっていたらすぐ回収してしまいます。
だから季節の最終日まで花を残して、「もう終わっちゃうから仕方なく収穫する」という遊び方は、自分だけでプレイしていたら思いつかなかったと思います。
攻略したり、効率を考えたりするのも楽しい。
一方で、そんなことはあまり気にせず、自分の好きな庭を作って暮らすのも『ほの暮しの庭』。
妹のプレイを見ていて、このゲームは思っていた以上にプレイヤーの性格が庭に出るゲームなのかもしれないなと思いました。

